医療の現場はかなり深刻の人手不足に悩まされています。医師や看護師が足らず、常に求人をかけていながらも、なかなか担い手が集まらないというのが現状です。そうした人手不足があるからか、病院や診療所に勤めていると、退職したくても許してくれないというケースが少なくありません。

こちらは辞めようと思って退職願を出しているにもかかわらず、了承をしてくれず、結局辞めることができないでズルズル続けてしまうということが良くあるのです。辞めることにはそれなりの理由があるはずですが、そうした理由をしっかり考慮してくれず、抜けられると困るからと引き止められてしまいます。

またトラブルに巻き込まれてしまって、辞めるに辞められないという状況になってしまうこともあります。確かに病院側の事情を考えると、自分が辞めることで迷惑がかかるかもしれないと考えて、なかなか踏み切れないところはあるかもしれません。しかし、何らかの事情があって辞めようとしているわけですから、辞めたい時に辞められないというのは理不尽なことでもあります。

本当に職を辞したいと考えているのであれば、周りの意見に流されず、しっかりと自分の気持ちを大事にするということが大切です。その際、どうして辞めたいのか、なぜ続けられないのかということをちゃんと伝える努力も必要でしょう。引き止められたとしても、辞めようという決意が固いのであれば、自分の意見をしっかりと伝えて、辞めさせてもらうというのが筋というものです。